シンスプリント

新学期が始まり、部活動においては大きな大会に向けて練習量が多くなり、怪我はもちろん疲労が抜けずに慢性疾患も増加する傾向にあります。

準備体操はもちろん、とくに整理体操には気を配っていかなければいけません。

今回は、シンスプリント(脛骨内側症候群)のお話。

これは、ふくらはぎの筋肉が疲労を起こして膨張してしまった筋肉繊維を包む筋膜が、脛(スネ)に付いて引っ張られるストレスに脛の骨膜が炎症を起こしてしまったものです。

シンスプリント克服への課題


1、「走り過ぎ」に注意又は中止を含めた休養


2、骨膜の炎症は難治性…LIPUS(オステオトロン)で沈静化←これがLIPUS(低出力超音波パルス)

 

3、ふくらはぎの筋肉の保護
(鍼灸マッサージ;包帯;サポーター;テーピング;ヒールクッションなど)

4、足関節回内症候群対策…案外重要
(靴の消耗チェック;足底板;アンクルサポーターなど)

5、セルフケア
(アイシング;ストレッチ;筋力強化など)

これらを複合しながらバックアップしてあげると早期回復が期待できます。

私も陸上競技で経験がありますが、痛い時にはウォーミングアップさえままならず、苦い経験がありました。

もしこの様な課題が当時実践出来ていたら、僕の陸上競技人生も大きな違いがあったかもしれません。

関東大会出場も夢では無かった⁉😁

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