自律神経を揺さぶる
サウナの人気が出て久しいですが、好き嫌いがある様です。
私は好きですが、ここ3年くらいは入れてません。水風呂に入るために身体を火照らせギリギリまで我慢。その後一気に水風呂(かけ水必須)で心拍数の変動があります。富士山麓の水風呂では心拍数が40くらいに落ちたこともありました。
ハードなトレーニングの後にこれを繰り返すと、翌朝は驚くほど筋肉痛や疲労が少ないという経験が度々あり、身体に良いんだろうと学生の頃から感じていました。(身体の局所的な方法はコントラスト治療といわれ、冷、温を繰り返し炎症物質除去や疲労回復の促進を期待します)
サウナの熱で心拍数が上がり、交感神経系が高ぶった状態から水風呂で更に交感神経優位になる。しかし、体温をキープしなきゃいけない反応で今度は心拍数が下がる…
水風呂から出たら反射的に副交感神経が優位になり血管拡張へと変化していきます。
これらが自律神経の揺さぶりです。皮膚表面の温冷刺激が自律神経支配の血管、神経を短時間で目まぐるしく変化します。ストレスなどを受けた交感神経優位の身体がサウナで副交感神経優位へ「ととのう」わせてくれるので人気があるのだと思います
しかし、冬場のヒートショックトラブルの環境とほぼ同じなのです!心肺への負荷は相当強いので注意してください。
それと、サウナ中の脳梗塞もあります。全身の血管拡張により元々狭いところへの血流が乏しくなり、その先で梗塞を起こしてしまうというのです。
サウナだから血流が良くなる…単純ではない様です。水分摂取、睡眠必須でアルコール厳禁!
実は、お灸も自律神経の揺さぶりなんですよ😄皮膚表面のツボへ熱いお灸の後、リラックスしてますよね。あれが良いんです😄鍼灸でも「ととのう」いましょう❣️