町田屋旅館

8月の終わりにときがわ町にある町田屋旅館へ行ってきました

立派な外観 カナダの方が成田からレンタカーで来られたのがつい最近

私も泊まってみたい!なんて思いました。外国の方にとってはもしかしたらどハマりするかもしれません。ホームページ、Facebookあります

ラウンジ?(ほぼ玄関)で、お茶したのですが大変有意義でした

創業明治43年。骨組みも含め殆どの部分がそのままで残っているそうです。土間をタイルに換えて、1階屋根の銅葺き替えくらいなんだそうです。

(水回りは聞いてません)

戦争中は都内の小学生がクラスごと疎開してきて先生と2階で30人を越えて授業していたんだそうです。

襖を取れば教室や結婚式と宴会場にもなったそうです
長い廊下は絶好の雑巾掛けライン

そこで頂いた「緑のほうじ茶」と「ほうじ茶入りの羊羹」は深緑色で美味しかった。なんと200円 残念写真撮り忘れ

2階から望む百日紅(サルスベリ)

支配人の町田さんはこの度、「慈光茶」を復活させ話題になりました。

2枚目支配人と旅館のロビーで

ときがわ町にある慈光寺。丘の上(都幾山)にありますが、その丘のある斜面にお茶の木を見つけたそうなんです。

誰も立ち入らないはずのお寺の山にお茶の木がなぜ…

調べると約1200年前、狭山茶、静岡茶よりはるか前に都幾山一帯が慈光茶の名産地だったと室町時代の書籍「旅宿問答」に記載されていたそうです。

そこで、町田さんがボランティアやクラウドファンディングを募って、お茶の葉を摘みとり、狭山茶の銘茶師に頼んで「慈光茶」を復活させたということです。

まさに歴史的な出会いにそれだけで味わい深い

自称「お茶にうるさい」私にとって滋深い一服となりました

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