星状神経節

星状神経節は第7頸椎(頸椎は7つ)の前面傍に有って交感神経が沢山集まっている場所です。

左に「ここ」矢印の先の緑色部分が星状神経節

自律神経の約半分を司る交感神経が興奮し過ぎてしまうと様々な疾患に陥りやすくなったり、自然治癒力の低下を招く場合があります。

自律神経の乱れは内臓だけでなく、筋骨格系の疾患においても影響してしまいます。頭痛、頸部痛、肩.背中痛など様々です。

その交感神経の興奮を鎮めるのに鍼治療が効果的というお話です。

難治性の痛みなどにも効果が示せると、患者さんとお互いに笑顔となってかけがえのない時となります。

普通、「星状神経ブロック」と言われ麻酔科医が注射針でそこの近くまで寄せて麻酔剤を浸潤させて効果を狙いますが、鍼灸師である私は鍼でねらいます。

仰向けで気管の真横をすり抜けてねらいます

我々鍼灸師の中でもここに鍼を刺入するのは中々難しく、鍼灸大学の教授であっても、臨床ではもっぱら指で刺激している先生もいるくらい難しいのです。

初めての患者さんなどに恐怖を取り除く為に最初は「てい鍼(テイシン)」といって刺さない鍼で「押圧」する事もあります。もちろん痛くありません。

それだけでも効果が期待出来ますので、ご希望があれば是非お申し出下さい。

「鍼」でも「てい鍼」でも対応致します。

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