骨折とVitaminDと癌

先日、手首の骨折をしてしまった患者さんが約3ヶ月をもって治癒となりました。

その骨折は関節内骨折に加え、上下に広がった難治性タイプ。

徒手整復を三度行い、シーネ固定を工夫して、先日紹介したLIPUS(オステオトロン)をほぼ毎日行った甲斐があって、殆ど日常的に問題の無いところまでリハビリテーションが進んだ方でした。

LIPUS(オステオトロン)

 

その快気祝いに、ご自分で作られたキヌサヤを持って来てくれました。美味しくいただいたそのキヌサヤには葉酸も含まれ、葉酸はたんぱく質の代謝を助ける役割があります。
新鮮なうちに食べると、歯ごたえも良く栄養も満点です。

さて、骨折した場合、真っ先にカルシウムを思い浮かべると思いますが、合わせてビタミンDを摂るのも必要だという認識もかなり浸透して来ました。

そのビタミンDの血中濃度が多ければ多いほど、全癌リスクと逆相関、簡単に言えば`リスクが減る`という事が、コホート研究で明らかになったそうです。

ちなみにビタミンDの多い食品は、キクラゲ、カツオ、あんこう肝、イワシ類など…

大体が魚類に多いようです。積極的に摂るようにしましょう!

前の記事

東洋はり医学会 勉強会

次の記事

口内炎